これまで、色々な方々と出逢い、様々なことを教えて頂いたりしたことを
自分なりに書き綴り、他の機会を使って「こうじ縁」と、
もじって書き出してきた。
今回は、ある上場企業の社長を務めていらっしゃった方と
食事をご一緒し、縷々ご指導頂いたことを紹介したい。
この方とは、日頃から定期的にお会いして頂き、
叱咤激励を頂戴しながら、本当に多くのことを学ばせて頂いている。
今回も、会社での部下と上司の役割や仕事を行っていく上での要諦を教えて頂いた。
その方曰く、新人であれベテランであれ「まわりに虚勢をはり、常に自分を高める
努力をすることは、とても大切なこと」だという。
「部下の話しは最後まで聞いてやり、上司の指示は端的明解で誤解や
勝手な解釈が起きないように心がけなければいけない」「敵が生まれる事を恐れず、
信念を曲げずに仕事にあたる覚悟が事業を成功させる」と次々と熱く語ってくれる。
今の若い人には、古くさく聞こえてしまうかもしれないが、
常に経営の第一線で活躍し続けてきた、気骨のあるベテラン経営者の
言葉に私は、いつも魅了されている。
大企業の役員を辞められ、ベンチャー企業の社長となり大きな実績を残され
今なお、高い目標と使命を自らに課して活躍をされている姿は、
畏敬の念を抱かざるを得ない。
おそらく壮絶な人生の荒波をくぐってきたと想像するも、
多くの元部下の方々に慕われ愛されている姿は、
人生の成功者のもつ幸福感を漂わせている人だと思う。