9月7日に鎌倉の建長寺にて
私が理事として携わっています、
一般財団法人海の里創造基金の主催の
東北復興支援のシンポジウムが開催されました。
二部構成で行われ、
第一部は、元NHKのニュースキャスターで、
現在は千葉商科大学政策情報学部長を務められている
宮崎 緑さんに基調講演をお願いし、復興支援のあり方や
その後の故郷創生への植樹活動についての意義について
わかりやすく語って頂きました。
続く、第二部は、私がコーディネーターを務め
パネラーに、基調講演を頂いた宮崎 緑さんをはじめ
NPO法人海べの森をつくろう会代表の菅原信治さん、
NPO法人かながわ311ネットワーク代表理事の伊藤朋子さんを
お迎えしてのパネルディスカッションを行いました。
テーマは、「気仙沼の自然再生に向けて」、
そして「一本の植樹から始まる復興」という視点で
具体的な復興への取り組み、あれから3年半が過ぎた今、
私たちが行う東北支援のあり方について、活発な議論を頂きました。
そこでは、持続した事業の難しさや継続した支援の困難さが語られ、
地震や津波で失われた故郷の再生の為に、黙々と
植林・植樹活動を続けていく事業を行なっていく中で、
鎮守の森のような日本人の心の原風景を守ることの大切さや
世代を超えて自然を守ることの意義を伝えていくために、
子どもたちが守りたくなるような森づくり、まちづくりが必要なのだと
あらためて気づかされることがありました。
日本人自身のそれぞれの生き方について、大きな影響を与えた
3・11の東日本大震災は、もう一度、私たち自身に
何が豊かさで、何が幸せなのかを、問いかけている気がします。
開催に際しては、
ご参加いただきました方々をはじめ
ご協力を頂きました建長寺さま、
協賛を頂きました株式会社伊藤園さま
後援を頂きました鎌倉市・気仙沼市ほか両商工会議所さまには
心より感謝申し上げます。
有難うございました。