不思議と毎年9月に入ると体調を崩してしまうことが多く、
今年も風邪をこじらせて、それも長引かせてしまい、
9月は大変な月になりました。
ともあれ、暫くブログから遠ざかってしまいましたが、
月末の9月29日に静岡県富士宮市でミャンマーセミナーが
開催され今回も講師として出かけてまいりました。
ミャンマーに寄せる中小企業の方々の期待や熱い思いは大変なもので
逆に、その思いの中に、日本経済を支える中小企業の悩みと苦労を
垣間見ることがあり、切実な思いの一端を触れることとなります。
私たちが目指すべき両国の姿は、どちらか一方のみの発展ではなく
日本・ミャンマー双方の経済発展につながる国家の在り方が
互いにしっかりと見えてなければなりません。
そこで、我々のミャンマーでの人材育成のプロジェクトは
「OTAGAISAMA(お互い様)」プロジェクトと命名して
高度人材の育成、技術の習得、異文化への理解などを進めているところです。
さて、自分自身にとって9月は体調を崩し、大変辛い月でしたが
日本社会も辛い月になりました。
自然の驚異は常に人知を超えて、突然過酷な現実を突き付けてきます。
広島での集中豪雨による土砂災害で多くの方が亡くなったのが先月末であり、
今月末には、木曽の御嶽山の噴火による多くの登山者が亡くなったりと
今月も自然災害に終わる月となりました。
ただ、その被害は未だ終息していない状態にあります。
どんなに経済が発展しようとも、自然災害の猛威に対して
人間は無力であり、為す術もなく、呆然と立ち尽くすばかりです。
その中でも、救援活動や救助活動に取り組む消防や自衛隊などの
多くの方々の真剣な姿には、それを見る者をして勇気と希望を頂くことがあります。
過酷な訓練と日々の鍛錬を積んで、様々な危険に対処する人たちの活躍に
心から感謝いたします。
ただ、こうした活躍の場が無いほうが、本来、その社会は幸せなことなどと
思うのも、逆に恵まれている証拠なのだと改めて思うのです。