2014東京・中国映画週間



先日より、第27回東京国際映画祭(1023日~31日)が開催され
その提携企画として、中国映画週間(1019日~24日)が
NPO法人日中映画祭実行員会の下、今年も9年連続で行われました。

その最終日に、記念セレモニーとレセプションに招待され
出席してまいりました。



「時代がどのように変化しようと、映画を愛し感動する心に国境はない。
映画を通した日本と中国の文化交流を行ない、国境を越えて感動を
届けるー」これがこの映画祭の永遠のテーマだと訴えます。

中国本土のスクリーン総数は18,195か所で、
昨年だけでも5,077か所が新たに設置されたといいます。
ついに、昨年の総興行収入は217億元を超えました。
映画文化を支える中国のパワーを強く感じます。

さらに、今回の機会で中国の映画監督やプロデューサー、俳優
そしていくつかの映画作品と接する機会を得て、若く新しい才能が
生まれているエネルギーを肌で感じました。

もちろん、日本映画も活躍目覚ましく、世界で多くの評価を
受けています。

映画界での日中両国の才能が、激しくぶつかり合い、
互いに新たな映画芸術を作品として生み出していくことを
心から期待する一人でもあります。

日中両国とも、政治・外交の世界では、複雑に利害が絡み合い
難しい立場にあるものの、こうした両国の文化交流も、やはり
同じ両国政府によって、しっかりと支えられていることも
一つの事実なのです。

互いの立場を理解し、歴史や文化、伝統を学び、吸収することは
日中両国の友情を深め、どんな時も対話や交流を絶やさずに
続けていくことの大切さを深く感じました。

文化交流における映画の持つ大きな力を見ることができ
改めて一人の映画好きとして、嬉しく思いました。