先日、愛知県自殺対策推進協議会に出席した旨の報告を致しましたが
今回は政令指定都市である名古屋市の自殺対策連絡協議会に委員として
出席してまいりました。
愛知県全体の自殺者数のおよそ3分の1程度が、名古屋市での数字と
なっており、名古屋市の自殺対策は愛知県全体の自殺対策に大きな
影響を与えることにもなります。
特に今回は、愛知県も名古屋市も若年層自殺対策の取組みを充実させて
います。この傾向は、全国的な傾向でもあり、国の自殺対策の基本方針
として子ども・若者向け対策に力を入れている。
裏を返せば、それだけ若者の自殺が社会に深刻な影響を及ぼしている
ことがうかがえる。
確かに、イジメや進学、就職など学内・社内でのトラブルにより、
若者が自殺に至るケースが数多く報道されるようにより、若者自身が
日本社会の病理として、自殺を客観的に見ていることが挙げられる。
このことは、死後に周りがどのようにリアクションをするのかを明確に
認識しているふしさえある。
さらに、15歳から39歳までの若者層の死因のトップが自殺である
ことも日本社会の偽らざる現実なのである。
明るい未来は、常に次代を担う若者の活躍にかかっている。
私は、若者の自殺対策を真剣に取り組む覚悟だ。
有為な日本の若者を絶対に見殺しにしてはいけない。
8月は日本では終戦の月であり、多くの有為な若者たちが戦争で命を
落としたことを我々は忘れてはならないし、戦後の平和を享受している
現在の若者を自殺で命を落とさせることがあってはならないと思う。