糸魚川研修センターを駐日ミャンマー大使館が視察訪問


先日、駐日ミャンマー大使館Theingi Aung参事官が、
我々が運営する外国人技能実習生のための糸魚川研修センターに、
駐日ミャンマー大使の代理としてご訪問頂きました。

この訪問は、先日、駐日ミャンマー大使にお会いした時に、
ミャンマーの実習生が学んでいる現場の視察を是非にと、
お願いしたもので、公務多忙な大使に代わり、担当の参事官を
派遣して頂き、それに応えて頂いたものです。

この日は、来日間もない男女30名以上のミャンマー人実習生が
法定講習を受けている会場に、現場視察を果たしました。
実習先である北海道の受入れ企業の代表の方や監理団体である
事業協同組合の方々も視察に来ており
Theingi Aung参事官に日本の技能実習制度の運用に関する生の声を
聞いていただける良い機会となったと思います。

また、初の海外である日本への期待と不安でいっぱいの
ミャンマー人実習生にとって、
駐日ミャンマー大使館の方々の視察は、大きな安心につながり
“これからしっかり実習に励んでいける”と、とても喜んでいました。

講習の見学の後は、この研修センターを地域として見守り支援して頂いている、
糸魚川の米田徹市長とTheingi Aung参事官との意見交換をさせて頂きました。

技能実習制度の活用だけでなく、翡翠を縁とした両国の交流にも話が広がり、
これからの日緬関係のあり方について大変有意義な懇談となりました。


さらに、米田市長の取り計らいにより、糸魚川市のホッサマグナミュージアムを
見学させて頂き、参事官らミャンマー大使館の皆さんにも、大変喜んで頂きました。


この外国人技能実習制度には、まだまだ不備な点や不合理な運用が見受けられるのも
事実だと思いますが、あらゆる制度は不備を補い不合理を正すことで、より良いもの
へと改善されていくものだと思います。

日本社会には欠くことの出来ない労働力として、当然のように外国人の方々の力を
必要としているのです。

こうした中、日本側の制度に携わっている方々の偽りのない更なる努力が、今こそ
強く求められているのだと思います。