駐日ミャンマー連邦共和国大使、U THURAIN THANT ZIN 閣下と


先日、駐日ミャンマー連邦共和国大使に呼ばれ、日緬関係、特に労働問題を
含む多様な人材交流に関する意見交換の機会を頂いた。

ミャンマーは、今年の4月に本格的な政権交代を迎える中で、様々な仕組みが
大きく変わろうとしている。
ダイナミックな社会変革を望めない日本では、むしろミャンマーの社会改革へ
の取組みさえも羨ましく思えることがある。

人口減少が続く日本では労働力が不足し、かなり深刻な社会問題となっている。
一方、ミャンマーでは今後の国家発展のため、高い技能を身に付けた優秀な
労働者が必要となる。
そこで、日本独自の技能実習制度を活用し、ミャンマーの若い人々が日本で
技術を学びながら、本国の家族に資金を仕送りするというスキームを悪質な
プローカーの関与を排除しながら、しっかりと構築していくことを駐日ミャン
マー大使とも約束し、協力していくことを確認しました。

成熟した日本社会では、むしろ発展の活力みなぎるミャンマーと協働することが、
今後の日本自身の成長に寄与すると私は確信しています。
新しい日本の国際貢献や二国間協力のあり方を、ミャンマーとの関係において、
共に見つけていけるのではないかと思っています。