中国の新幹線


先日、中国の吉林省長春市を訪れた際に、長春市から延吉市まで新幹線に
乗車し、束の間の旅を味わいました。

中国新幹線に乗るのはこれで2回目で、最初は、2011年7月にあの有名な中国
新幹線の事故があった直後に、北京から徐州に向かう新幹線にご招待頂き、
1号車の1-A席という座席にとても複雑な気持ちで、緊張しながら乗車した
思い出があります。
今回は、のんびり落ち着いての新幹線の旅でしたので、お蔭でゆっくり周りを
見る余裕がありました。
まるで飛行場のような駅のコンコースには、大勢の人が各都市に向かうために
大きな荷物を持って待機しています。待合場の中に、日本の吉野家があったの
には、少し驚きました。


新幹線が到着し、待合からホームへのゲートが開き、乗車の案内が始まると、
われ先にと人々が殺到する中国では見慣れた風景となります。
新幹線は、日本の新幹線とまるっきり同じで、良い意味で違和感はありません。
スピードも意外と出さずに、抑え目な運行を行っているようです。
中国の高速鉄道網は、建設着工からあっという間に日本を抜いてしまい、今では
世界一の総延長距離を記録しており、広大な中国領内を縦横無尽に走っています。