歴史伝統文化塾での講演


先日、名古屋で開催された一般社団法人歴史伝統文化機構主催による
歴史伝統文化塾が開催され、講師としてお招きを頂きまして、お時間の
許す限りお話をさせて頂きました。

今回で第二回目なのですが、第一回、第二回と呼んでいただきまして、
名古屋での開催ということもあり、河村たかし名古屋市長もご出席を
頂いての塾の開催は、大変盛況なものになりました。
「歴史」「伝統」「文化」それぞれに考えるべき大きなテーマがありますが、
この塾ではこれまであまり光があたってこなかった人物を取り
上げながら歴史・文化について学ぶことを基本にしておりました。


今回は、佐藤一斎翁を取り上げての勉強会でした。
佐藤一斎翁は、江戸時代の美濃岩村藩(現在の岐阜県恵那市岩村町)の
家老佐藤信由の次男として1772年(安永元年)に生まれ、江戸幕府の
学問所「昌平黌」の儒官(総長)となり、佐久間象山、山田方谷、
渡辺崋山、横井小楠など幕末から明治維新に活躍した指導者を育てた
人物です。
現在、佐藤一斎翁の教えと業績をアニメ化して、恵那市内の小中学校で
実際の教材として活用して頂いているとのこと。
今後も、主催者の方々は、多くの先人にスポットをあてて、歴史と
伝統、文化を広げていきたいと語ってくれました。