中国で防災施策に関する会議に参加


先日、中国における防災政策の新たな取組みについて相談を受けて、
第三回目となる中国側企業との会議に出席してきました。 

澳門は、新しいものと古いものが混在する街であり、
ヨーロッパ的、ポルトガル的なものとアジア的、中国的なものが
いま現在でも共存している街でもあります。
確かに、他の中国の都市とは明らかに異なる雰囲気を漂わせています。 


さて、日中の防災に関する会議でも、議論になりましたが
防災政策においては、技術的な災害対策もさることながら、
一人ひとりの防災に対する意識の向上が、実は何よりも重要であり、
台風による暴風雨、水害被害の発生、火山噴火による火山灰や土石流被害、
地震による建物の崩壊、火事や津波の発生、ともなう基盤インフラの寸断など、
ひとたび、災害に見舞われたならば、その被害の総額は莫大なものとなります。
事前に防災対策として、少しづつでも予算化し日々取り組んでいるとしたら
損失される経済的損害も抑えられるという点において、実際に得られる
経済的メリットも大きくなる、という政策的誘導策も政府の発想においては
必要ではないかとの議論も行いました。 

現在、中国側とは様々な防災政策のあり方について協議をしていますが、
数年後には中国で災害が起きても、その実際の被害者が少なくなり、
多くの貴重な命が救われることになる一助になればと夢描きながら、
今回は異国の雰囲気を満喫してきました。