東京、板橋倫理法人会での講演



先日、東京の板橋倫理法人会で講演をさせて頂きました。
テーマは、「倫理経営から障害者雇用に取り組むために
~誰も不幸にしない障害者雇用を目指して~」です。

当日は、参加者の皆様には大変熱心に聞いて頂き、
なかには韓国の済州フォーラムに参加されて、前日夜中に
帰国されてからの、翌朝のこのセミナーに来られた方も
大勢おられました。本当に心から感謝です。


当日は、講演もさることながら、労働新聞社の出版事業局、
伊藤正和次長にお越し頂き、ソーシャルハートフルユニオンの
久保修一書記長が執筆された、著書
『本書を読まずして障害者を雇ってはいけません』の即売会も行い、
多くの方々に購入して頂きました。


障害者雇用には様々な問題があることを理解しつつも、なかなか
具体的な手立てを講じていないのが、いまの日本企業だと思います。
法定雇用率の設定による障害者の雇用義務化においても、
来年平成30年4月からの精神障害者の雇用適用に対し、
真剣に企業は向き合わなければならないと思います。

何よりも東京の企業経営者の方々にお伝えしたかったのは、
東京は「2020年にオリンピックだけではなく、パラリンピックを
開催する都市でもあることを、忘れてはならない」ということです。
しかも、第一回のオリンピック・パラリンピックの同時開催は
1964年の東京オリンピックが最初だったのです。
その意味において、2020年の東京開催は、まさに56年の年月を経て、
日本社会において障害者の社会進出がどこまで進んだのか、国際社会が注視する
社会事業なのです。
そして、日本人自身が世界に対し、障害者へのありようが問われる大切な
国際イベントでもあるのです。