先日、「公益信託JCB東日本大震災に負けない子どもたちの未来を
応援する奨学基金」運営員会が開催されました。
この奨学基金の運営委員長を創設時から、私自身が拝命を受け、およそ
6年の年月が経過しています。
あの2011年(平成23年)3月11日に発生した未曽有の大災害によって、
両親を亡くされた児童(小・中・高校生ら)に対し、毎月の奨学金と
入学時の入学祝い金、高校卒業前に卒業準備金を給付するもので、
対象となっている多くの奨学生、保護者の方々に喜ん頂いております。
もちろん、この奨学金は返還の必要はありません。
一年に一回提出され、冊子としてまとめられた学生生活の報告書を
拝見すると、地域で力強く懸命に頑張っている子供たちの姿が目に
浮かんできます。
今回の運営委員会では、さらなる各級の奨学金の増額を決定し、
奨学生との顔の見える交流を行っていくために、卒業時に卒業準備金の
贈呈式を新たに創設しました。
東北地域に運営委員の方々にも出向いて頂き、被災した東北3県を毎年
1県づつ順次訪問することに致しました。
震災の復興支援や奨学金支給のような息の長い支援活動には、
多くの方々の努力と覚悟が求められることになります。
私自身もこの事業と真剣に向き合っていくことで、自分自身の生き方を