(社)SBS国際産業人材育成センター・千葉(実籾)研修所での講義


先日、千葉県習志野市の実籾に、SBS国際産業人材育成センターが開設した
研修所で、2日に渡りミャンマー人技能実習生らに講義をしてきました。

 彼らは、日本の交通ルールや生活安全のことを現職の警察官から警察署内で
講義を受け、日本の労働法や雇用関係ついては社会保険労務士からの講義を
受け学ぶなど、日本での生活や職場での技能習得に関する諸注意について
1か月間、ここ千葉研修所でみっちり学びます。
日本語を懸命に勉強して、憧れの日本にやってきた彼らは、さらに熱心に
日本の経済や芸術、日本人の文化風習などについても学んでいきます。

日本の政治や経済、歴史や文化を日々教えながら、度々彼らと接する中で
私自身、ひたむきに学ぶ彼らから気づかされることも教えられることも沢山
あります。
少子高齢化が進む日本社会は、将来にわたり人口が減り続けていく現実がある。
建設や介護事業、農業や食品加工などの分野では、既に深刻な労働力不足も
発生しており、多くの分野で外国人の手を借りなければ、社会が機能しない
ところまでやって来ているのが現状です。
技能実習事業は、日本の国際貢献事業の一環ではあるものの、決して日本が
上から見下す性質の事業ではない。
常に、この事業自体は日本人の心の中に「お互いさま」の精神が大切なものだと
懸命に学ぶ実習生の姿を見て、改めて強く認識されられるのです。