大分県知事への防災教本(砂防副読本)2000冊を寄贈


先日、大分県の広瀬勝貞知事に対し、砂防副読本2000冊を防災教本として役立てて頂くために大分県庁にて贈呈させてもらいました。


前回行いました福岡県と同様に、昨年の九州北部豪雨災害で甚大な被害を受け、さら
に今年の4月11日に発生した中津市耶馬溪町での土砂災害の被災も受けたこととあって、広瀬知事以下、担当部局の方々も大変熱心にご対応を頂き、この寄贈に感謝を頂きました。

また、寄贈されるNPO法人土砂災害防止広報センターの山本賢一郎理事長と、贈呈式
の前にと、土砂災害の被災を受けた耶馬溪町の現場視察を行ってきました。
現場では、発生した土砂災害の傷跡を今なお残しつつも、懸命な復旧作業が続いており、今後の地域住民の方々への防災広報の重要性を痛感しました。


県庁での贈呈式において、山本理事長は広瀬知事に対し、
「まずもって、貴県に甚大な被害をもたらした、昨年の九州北部豪雨災害で亡くなら
れた方々、そして先月4月11日の中津市耶馬溪町で発生した土砂災害で、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、関係者の方々にお見舞い申し上げます。
(中略)本日は、当広報センターが発行する『砂防副読本』を、被災地域の住民の皆
様に配布して頂き、土砂災害の防災に関する基礎知識の向上、そして予防に役立てて頂きたく、貴県に対し2000冊を贈呈させて頂きます。」
と挨拶を行いました。
これに対し、広瀬知事からは、
「大変、時期を得たタイミングで、このような貴重な教本を頂けたこと、山本理事長
はじめ関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。先日の土砂災害被害では、地元の方々のみならず消防団員を亡くした経験を致しました。今後の防災教育に役立てるべく努めて参ります。」
との地域防災に取り組む知事の力強い挨拶を頂きました。


防災に、地方も都市もなく、どこに住んでいるから安全・安心だということもありま
せん。防災は常に、一人ひとりが被災状況を理解し、防災教育の重要性を自治体が理解することで、少しづつ改善される地道な取組みだと考えます。