先日、熊本県庁を訪ね、蒲島郁夫知事へ砂防副読本1000冊を寄贈させて頂きました。
九州北部豪雨災害の被災県である福岡県、中津市耶馬溪町の土砂災害が発生した大分県に続き、熊本地震から2年が経過した熊本県に防災教本として活用して頂くため、NPO法人土砂災害防止広報センターとして寄贈させて頂いたものです。
山本賢一郎理事長から蒲島知事に対し、
「熊本地震から二年の月日が経過しましたが、被災地では今なお復旧工事、復興への努力が続いております。小中学校の教育の場や、県民皆様への説明などに活用いただき、土砂災害の防災に関する基礎知識の向上、予防に役立てて頂ければと思います。」
と挨拶を行い、答礼として蒲島知事からは、
「大変分かりやすく、見やすい防災教本を寄贈頂き、感謝申し上げます。県内小中学
校の全校への配布を行い、しっかりと防災教育に役立たせて頂きます。二年前に震度7の大地震に2度も襲われ、余震が4300回以上も続く未曾有の災害に直面したことで、その後に私は「被災者の痛みの最小化を図る」「創造的復興を成し遂げる」「復旧・復興を熊本の更なる発展につなげる」という3原則のもと、県民の皆さまとともに、目の前の課題に立ち向かい、懸命に取り組んで参りました。本県としても、毎年発生する土砂災害に対する正しい知識と防災への対策を一層強化したいと思います。」
とのご挨拶を頂きました。
知事との懇談後、熊本地震で大きな被災を受けた熊本城を視察させて頂き、熊本のシンボルでもある熊本城の無残な姿を見るにつけ、改めて被害の大きさや復旧・復興の難しさを痛感致しました。