中国の西安市を訪ねて

先日、会議の参加のため、西安市をはじめ幾つかの中国の都市を訪れて参りました。
西安は、かつては長安として栄えた、中国歴代王朝の首都であった城郭都市です。







当然、歴史的に日本との関わりも長い古都で、遣隋使や遣唐使として

必死に目指した都であり、京都や奈良に建造した平安京や平城京は
中国のこの都、長安に倣ったとされ、空海や阿倍仲麻呂が留学していた
悠久の歴史が息づく都市でした。



かつては、シルクロードの起点として世界最大の都市てして栄え、
絹やお茶、陶磁器などの文物や仏教やイスラム教などの文化芸術が
持ち込まれた西安。
現在では、現代中国の国家事業でもある「一帯一路」の起点として
西安は再び活況を呈しているのが面白い。
過去の歴史と未来に続く現代が、しっかりと刻まれている都市だと
体感できる都市だと思う。
秦・漢・隋・唐など、およそ2000年以上に渡り中国の歴代王朝の
首都として繁栄してきた都市の風格に圧倒される。
順次、西安市及び訪問した周辺のまちの報告をしたいと思う。