今年2度目の香港での会議


中国の正月にあたる春節をはさみ、1月、2月と香港での2度にわたる会議に出かけました。 

 

香港は相変わらずの賑わいをみせ、躍動感を肌で感じる刺激的な都市だと改めて思った。
大学や街ですれ違う人々は多国籍で多民族。
文化の多様性が溢れる共存の社会であり、多民族共生の都市として、ここでは一人の外国人となる自分自身も過ごしやすさを実感する。
今年から、本格的に多くの外国人労働を受け入れはじめる日本にも学ぶところは多いのではと思う。


1997年に中国への返還がなされ、20年以上も経過している現在、このような自由な雰囲気の中でも、香港社会が確実に中国化しているのは、いわば当然なことだろう。
香港、マカオは中国なのだから政治、行政組織やルールが中国に寄っていくことは政治論としては当然の帰結でもある。
一方では、中国の香港化も経済、金融を中心に深化が進んだともいえるのだから。


香港でもお正月の春節は、寺院仏閣をお詣りされる参拝客は多く、皆、神仏への信心はとても熱心であり、こうした場ですら、香港にいる人びとの溢れるエネルギー、今を生きる強烈なパワーを感じられたことも、2019年の始めに私自身が得た大変良い刺激でした。