ミャンマー教育省機関との人材育成に関する調印式に出席


先日、ミャンマーのヤンゴン市内にあるミャンマー教育省の職業教育訓練学校との人材教育に関する調印式に、一般社団法人SBS国際産業人材育成センター理事長として出席し、合意文章に調印して参りました。
調印先は、SMVTI(Singapore Myanmar Vocational Training Institute)というシンガポール政府の協力でつくられたミャンマー教育省の職業教育訓練学校であり、年間約400名(男性250人、女性150人)の生徒と約82名の先生とスタッフが在籍する実学を学ぶ教育機関である。

SMVTIでは、パークロイヤルホテルや三菱電機などの世界企業からの協力を得ながら、電気や電子工学、溶接や自動車設備、ホテル業務やマネジメントなど、その就学分野はおよそ10コースに分かれており、生徒の興味や適性に応じた教育がなされている。

今後日本では、少子高齢社会の中で就労人口がどんどん減り、深刻な人手不足に直面していく。日本政府は、有力な労働力を海外に求め、今後5年間で34万人の外国人就労を目指すという。

そこには、「日本の若者がやらないから外国人に任せる」や「日本人が誰もやりたが
らないから外国人にやらせる」「お金をあげれば来るだろう」といった発想や考え方では、この社会は破綻をきたすと思う。

もはや、海外の労働力を正式に借りなければ、成り立たない社会が日本には到来して
いるのだと日本社会が自覚すべきだと思う。

その上で、外国の方々から、観光であれ就労であれ「選ばれる国・日本」であるため
の日本人自身の在り方が広く問われる時代がきているのだと思う。