ちょうど1年程前のブログに、2020年の前半の出来事を書いた。
その際の新聞記事は、「緊急事態宣言 全面解除」「首相 流行ほぼ終息」というものだった。
今にしてみれば、当時の政府の非力な判断と認識だったと思わざるを得ない。
それが、一年後の2021年を折り返す、いまこの現在の状況だろう。
あれからの一年は、全てが新型コロナウイルス対策に尽きる。
政治も経済も文化事業も、みんなコロナウイルスに振り回され、東京オリンピックですら2020年から2021年への異例の一年延期開催となるなど、世界中を翻弄しているといっても過言ではないだろう。
そんな中、ふと考えるのは、果たして、この一年で人類は成長したのだろうか、人類は進歩していのだろうか、ということ。
未だにマスクをしないで大声で話すもの、要請を無視して飲食店舗を営業するもの、逆に、生活者の声を聴かないで規制ばかりを押し付ける行政、官僚や士業による助成金詐欺の横行など、社会の劣化が著しい。
2021年7月23日には、日本は東京オリンピック・パラリンピックを開催するのだろう。
開催中止の声も公然と出ている状況下で、今回のオリンピック開催が決して歓迎だけの声ではないことは留めおかなければならない事実だろう。
たとえどういう開催状況になっても、崇高なオリンピックの精神がくすんでいかないようにしてもらいたい。